清掃車(清掃者) in タイランド

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朝風が気持ちよかったのでいつもよりちょっと長めにバルコニーから外を眺めていると眼下の隣のソイ(路地)にごみの収集車が。まあ日本でもよくある光景です。

ところが日本とは違う点が1つ。

ごみはとっくに集め終わっているはずなのに何故か次の収集場所に行こうという気配すらありません。

そこで登場、望遠レンズ。

ファインダーの中に映し出された光景は日本のようにポンポンとゴミ袋を投げ入れるのではなく、集めたごみを収集車に入れて圧縮してしまう前に袋を全部開け自分用に
テイクアウトするものと車に投げ入れるものを分別しているところでした。

ここタイでは日本のように分別収集されていないので缶も瓶も紙も生ごみも電化製品もごちゃ混ぜです。30分くらい掛けて自分用らしきものを別の袋に詰め終わりご満悦の様子。

「持って帰るなんてさすがちゃっかりしてるな~」

と感心していると今度は携帯電話をおもむろに取り出し、どこかへ電話をしている様子。すでにここに停車して1時間以上経ってます。

今度は道端でたばこの煙をくゆらせながら井戸端会議。20-30分ほどするとリヤカーを引いたごみ買取商人が登場。そして先ほど分別したごみがたくさん入った袋をリヤカーに積みしばらく話した後商人が清掃員にお金を渡す。

そう、ごみの中から売れそうなものを拾って売っているのです。収集業務中に。出張買取センターまで呼んで。

素晴らしいアイデアと行動力。奉仕の精神と社会性。
時間内に担当地域を回りきるとかそんな事は彼らの頭の中にはこれっぽっちもないでしょう。もうここに2時間いるんですから。
おかげで興味を持ってしまったボクは昼までバルコニーでコーヒーを飲み続ける羽目になってしまったんですから。

ある意味そういう彼らの神経がちょっとうらやましくも思えてきた今日この頃です。

彼らのようななりふり構わぬ「ゼニ」への執着心と抜け目なさ、仲間のネットワーク。間違ったベクトルにパワーと時間を浪費さえしなければ間違いなく「そこそこ」以上の生活水準が得られると思うのですが、そこがなんともタイっぽくて好きなんですね~