と、ある週末、仲間たち14-5人でチャイヤプームへ。
この時期チャイヤプームの高原(標高800m)は涼しくて最高!勿論エアコンなんて1年中必要ありません。
10人程は先にチャイヤプーム入り。ボク達5人は後からゆっくり追いかけます。
というのもボク達は食いしん坊なのであっちこっちに立ち寄っては食べまくっちゃいます。
約270kmの道のりで普通に走れば3時間。しかし、いつも最低4箇所には立ち寄るので5時間程はかかります。
バンコク近郊の1号線沿いなんかは特に食べません。食べてもつまらない。物足りないし、意味がない。
ガソリンスタンドJETのコーヒーショップに立ち寄ってコーヒーと食べ物屋でサラパオ(肉まん)食べるくらいです。
寄り道が本格化するのはサラブリーを過ぎてから。
北に向かう1号線に別れを告げ21号線へ入り、はやる気持ちを抑え高速コーナーの続く低い山々を駆け抜けるとそこはもうイサーン(東北地方)!WOW!
周りの景色も一気にイサーンの荒野に変わり10歳にも満たない子供がバイクを乗り回しラジオからはモーラムが響き渡り痩せこけた水牛の群れが行く手を阻む。
牛が道路を横断して超高速からフルブレーキングなんて当たり前。すれ違うのはバイクかピックアップかトラクター。
そう、そこは食のワンダーランド、カーオニアオ(もち米)とソムタムの本場に突入したわけです。
ガイヤーン(鳥焼き)、ソムタム(サラダ)、ラーブムー、ナムトックムー、何でもありです。
ぽつぽつと点在するレストランの多くは草で屋根を葺き、壁はなく、ガスも使わない。炒め物さえ炭火です。
更になんといっても安い。鳥の丸焼き(半身)で100円台程度。レストランでですよ。バンコクのレストランじゃ数倍以上はします。エブリデー・ロープライスのビッグCもびっくりの安さです。まあ、一帯はビッグCどころかスーパーさえありませんけどね。
3軒ほどレストランによってお腹もいっぱい、道は登りに差し掛かりワインディングが続く走り屋には垂涎のコース。2年ほど前に舗装される以前は徐行しても車の底を摩って毎回どこかが壊れてしまうようなとんでもない道でしたが、誰かさんが政治家に圧力かけた甲斐があって2年掛かりで綺麗に舗装され今はもうサーキット。
標高700m位まで登ったところに一帯では一際異彩を放つちょっとナウいクワイッティアオ(ラーメン)屋がオープン。土で出来た壁には無数にビール瓶が埋め込まれており採光も充分。
とりあえず人数分注文。1杯食べ終えて2杯目を注文しようとしたその時、友人が言った。
「勉強が足りないな~」 と。
すたすたと厨房に歩いていき、店主に一言。
「俺が作ってあげるからちょっとどいて」
ボク達の分の注文を聞き、手早く作っていく。
彼は料理人じゃないけどクワイッティアオの味にはうるさい。彼自身は実業家だが常々「もし俺が一文無しになったらクワイッティアオの屋台引くね」
と言っているほど好きだ。
隣のテーブルにいた客の注文もとるように従業員に指示し、そのお客の分も作ってしまった。的確な指示が従業員に飛ぶ。「どんぶり持ってきて!」 「火が
弱い。薪を継ぎ足して!」
店主は店主でニコニコしながら一服。
自分の店の味が否定されてる、というような感覚は皆無の様子。
手伝ってくれて楽ちん楽ちん、程度なんでしょう。
今日もどこかの店で友人はクワイッティアオを作っている。

