タイの宝くじ熱

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日本でもジャンボやナンバーズなどをはじめ多くの宝くじがあり宝くじファンの人たちが銀座チャンスセンターに並んだりしている光景がニュースでも見られるかと思いますが、ここタイでは毎月1日と16日が宝くじの抽選日

月末や13-16日あたりになると宝くじ大好きタイ人は売り場に群がります。

タイでは日本の様にちゃんとした?宝くじ売り場で買うわけではなく、”宝くじ売り”なる人々が政府から仕入れ、道端で、デパートの前で、店先で、あるいは自転車やバイクに乗って、または徒歩でレストランや屋台の客達のテーブルを回ったり、ガソリンスタンドで給油中のドライバーに売ったりと、あの手この手で売り歩きます。
身体の不自由な方々に宝くじ売りの許可を取り易くして就業の機会を与えているという側面もあるようです。

タイではお金を払って店の人が手渡ししてくれる日本とは違い、番号が良く見えるように並べてあり、客は目的の番号を探して買うわけです

新車を買った人はナンバープレートの番号を、またタイでは夢が番号と密接に関わっており、どんな夢を見たら何番、といった類の本も多数出版されているほどです。また、その夢は抽選まで他言しないといったこともあるようです。更には予想人に頼ったり、占いや預言者に意見を求めたりと様々。

宝くじには初めから番号が書かれているタイプと自分の好きな番号を書くタイプとあります。
前者の場合通常40バーツのくじが2枚印刷されているものが1部となり、額面では80バーツなわけです。しかし、売り子達は額面で仕入れ、自分達の利益を乗せて例えば100バーツなどで売るわけです。これが人気のある番号やぞろ目などのキレイな番号だとさらに金額が上乗せされている事もあります。

ここタイでは当選者が大きく新聞で報道、顔写真は勿論、住所まで書かれてしまいます。これは、実際の当選者以外が本人に成りかわって受け取るのを防ぐ意味もあるのです。

ただ、色々な当選者の記事を見ていると、タイ人は当選金の使い道が日本と違う場合が多いようです。

先日もお寺の敷地の一部に小屋を作らせてもらって住んでいる極貧の男性が全財産をはたいて買った一枚のロッタリー(90バーツ)が見事一等当選!

たしか日本円で9000万円位だったと思いますが、月収5000円もなく、大変な生活だった彼が全財産を注ぎ込んで(といっても約270円ですが) 見事9000万円です。

月収の18,000倍の当選金な訳ですからこれは月収40万円の人に換算すると、

感覚的にはは72億円位が当たったようなものでしょうかね。

普通だったらまずは自分の家や車を買って余ったら家族にも家や車を買ってあげたり仕事を止めてリタイヤしたりするでしょう。タイの地方では3000万円もあれば充分預金利息で食べていけます。9000万円あれば悠々自適な人生が約束されます。ところがこの男性、誰に要求されたわけでもないのに近所の人や住む場所を貸してくれていた寺院の修繕費などにその殆どをあげてしまいました。敬虔な仏教徒が国民の殆どを占めるここタイではこういったことはあまり珍しくないようですね。

反面、勝負事への熱量が半端ではないここタイでは給料の80%以上を毎月勝負に注ぎ込むといったような人も珍しくないようです

元々貯金が苦手(習慣が薄い?)といわれることが多いタイの人ですが、日本でいうところの、宵越しの金は持たない、といったところでしょうか。

同じタイ人でも両者のギャップが興味深いですね。

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