トリップ in カオヤイ (1)

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バンコクから北東に車を走らせる事約2時間半、日本人観光客にはほとんど知られていないが、タイ人とファラン(西洋人)には大人気のホットなスポット、

カオヤイ国立公園。

またこの地味で控えめなネーミングが渋すぎる!

全く興味をそそられないその存在感!

タイ渡航60回以上、タイ国内での走行距離16万5千km(自分で運転した距離。通常は他人の運転で出掛ける事の方が多い)、それでも1度だって行ってみようとも思わなかった、選択肢にさえ入らなかった魅惑の聖域!

そんな素敵な場所に行く貴重な機会を作ってくれたのは知人からの一本の電話。

「今うちの従業員達連れてカオヤイに遊びに来てるんだけど、ちょっと遊びに来ない?」

カオヤイといわれても、名前だけは聞いたことがあるが、どこなのかも何があるのかもわからない。
でも「行ってみよう、やってみよう」がモットーのボクは即答。

「OK,じゃあ、ちょっとまっててね^^」

カバンに2日分の着替えをつめ、ギターを持って、いざ、出発。

ふと、どこに向かえばいいのか、という事に気が付いてしまったのでチェックする。

おっと、200km以上ありそうな感じ^^
急がないと日が暮れてゲートが閉まってしまうので大変^^

ここでちょっとカオヤイ国立公園の秘密のシステムについて触れておくと、この公園は敷地が東京都と同じくらいの広さがあり、そこが丸々保護されており、入場料が掛かる。

夕方5時以降はゲートが閉まり、出入りが出来なくなってしまう。といっても普通の公園ではなく、広大な敷地の内部にはバンガロー等の宿泊施設も多数あるので時間内にゲートをくぐれば中で泊まる事ができる。

レストラン、バーべQ、テントエリアなども充実。川や滝なども豊富で、さすが東京都と同じだけの敷地があるカオヤイ、公園内の道路もカーブのない直線道路だけでも20kmなどスケールが違う。

ただ、この公園、東南アジアで最も自然を残している、と言われるだけあって野性のトラや象、鹿・サルをはじめ無数の動物達が生息。夜7時以降はマイカーの走行禁止。但し、公園運営の「ジャングル・サファリ・ツアー」なるものがあり、オープンエアーのサファリ・カーで1時間半のナイトサファリ体験が出来、川あり草原あり、ジャングルありの広大な自然の中で野生の動物達を目の当たりに出来る。

モノホンのサファリワールドなのだ。

 

しかも東京都が丸々入るようなビッグでジャンボでヒュージなフィールドなのだ。

<続く>

トリップ in カオヤイ (2)

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話は戻って、早速カバンとギターを車に積んでバンコクを出る。
トールウェイを風と共に駆け抜け、1号線を北上。

ガソリン価格が高騰している中、できることなら節約運転を心掛けたいところだが、ここだけは回さずにはいられません。

約1時間走ったところでイサーンに行くときには必ず寄るスタンド「JET」へ。都心ではあまり見かけないが、郊外に出た途端JETだらけになるのはタイのあるある七不思議だ。ここだけははずせません。ここのブラックアイスコーヒーとハンバーガーは◎。

その後はそこそこのペースで無事到着。サングラスをしてゲートもタイ人料金で通過できて知人たちの待つバンガローへ。

そう。ここもタイあるある10箇条の第3項、タイ人と外国人では料金が違うというお決まりの理不尽なシステムなのだ。

といってもここは広いカオヤイ国立公園。
ゲート通過してからがトリップです。

ゲートを抜けるとタイとは思えないほど綺麗に舗装された道が続いている。

駆け抜ける喜びを求めて全身の血が騒ぐ。

そこには行く手をさえぎる物は何もない。
減速帯もセンターポールも、キャッツアイもない。
全てが解き放たれていく瞬間。。

オオ、イェス!! アディクテッド フィーリング!!!

タイトなコーナーがジャングルを貫き、野鳥の声とシルキー・シックスの音が絶妙で至高なハーモニーを奏でる。

神経が研ぎ澄まされ、ミリ単位の路面の状態を全身で感じる。

思い描いたラインを寸分の狂いもなくトレースする。

シリンダーの鼓動が脳天を突き抜け魂を揺さぶる。

 

イェススススススススッスッスッスカス~~~!!

 

もう止まらない、止められない、止めたくない、止まる訳にはいかない!
でも誰か止めてー!

 

大地と魂がシンクロし、このままのパーフェクトな状態が永遠に続くと確信して疑う余地もない域に達してしまっている。そう、これがあの、まさか、完全領域と言われる世界なのか!

 

OOOPSSSSSSSSSSS!!!

おーまいぐっどねすすすすすす!!!!!!

ああ、ああああっ!!

 

気が付いたらバンガローエリアを30km以上通り越していた!!

気を取り直してUターン。今度は窓を全開にして風を感じながらウーファーの重低音でルークトゥンを聞く。
公園内には田畑がないので普段のイサーンとは一味違った趣。

バンガローに着くと既に約40人が出来上がっていた。

ボクはお腹が減っていたので知人の従業員達が炭火でステーキや海老を焼いて出してくれたのをむさぼる。もちろんカーオニァオやナムトック・ヌア、ソムタム、ラーブ・ムーなども一緒にでてくる。

従業員達はイサーン出身者が多いが、あまりイサーン語の得意でないボクが聞き取れない素振りを見せるとちゃんとタイ語に言い直してくれる^^

話に花が咲き、宴もたけなわ、いい気分になったところにナイトサファリの車が3台、迎えに来た。

さあ、トラと対決しに行っちゃおうか~~

<続く>