
話は戻って、早速カバンとギターを車に積んでバンコクを出る。
トールウェイを風と共に駆け抜け、1号線を北上。
ガソリン価格が高騰している中、できることなら節約運転を心掛けたいところだが、ここだけは回さずにはいられません。
約1時間走ったところでイサーンに行くときには必ず寄るスタンド「JET」へ。都心ではあまり見かけないが、郊外に出た途端JETだらけになるのはタイのあるある七不思議だ。ここだけははずせません。ここのブラックアイスコーヒーとハンバーガーは◎。
その後はそこそこのペースで無事到着。サングラスをしてゲートもタイ人料金で通過できて知人たちの待つバンガローへ。
そう。ここもタイあるある10箇条の第3項、タイ人と外国人では料金が違うというお決まりの理不尽なシステムなのだ。
といってもここは広いカオヤイ国立公園。
ゲート通過してからがトリップです。
ゲートを抜けるとタイとは思えないほど綺麗に舗装された道が続いている。
駆け抜ける喜びを求めて全身の血が騒ぐ。
そこには行く手をさえぎる物は何もない。
減速帯もセンターポールも、キャッツアイもない。
全てが解き放たれていく瞬間。。
オオ、イェス!! アディクテッド フィーリング!!!
タイトなコーナーがジャングルを貫き、野鳥の声とシルキー・シックスの音が絶妙で至高なハーモニーを奏でる。
神経が研ぎ澄まされ、ミリ単位の路面の状態を全身で感じる。
思い描いたラインを寸分の狂いもなくトレースする。
シリンダーの鼓動が脳天を突き抜け魂を揺さぶる。
イェススススススススッスッスッスカス~~~!!
もう止まらない、止められない、止めたくない、止まる訳にはいかない!
でも誰か止めてー!
大地と魂がシンクロし、このままのパーフェクトな状態が永遠に続くと確信して疑う余地もない域に達してしまっている。そう、これがあの、まさか、完全領域と言われる世界なのか!
OOOPSSSSSSSSSSS!!!
おーまいぐっどねすすすすすす!!!!!!
ああ、ああああっ!!
気が付いたらバンガローエリアを30km以上通り越していた!!
気を取り直してUターン。今度は窓を全開にして風を感じながらウーファーの重低音でルークトゥンを聞く。
公園内には田畑がないので普段のイサーンとは一味違った趣。
バンガローに着くと既に約40人が出来上がっていた。
ボクはお腹が減っていたので知人の従業員達が炭火でステーキや海老を焼いて出してくれたのをむさぼる。もちろんカーオニァオやナムトック・ヌア、ソムタム、ラーブ・ムーなども一緒にでてくる。
従業員達はイサーン出身者が多いが、あまりイサーン語の得意でないボクが聞き取れない素振りを見せるとちゃんとタイ語に言い直してくれる^^
話に花が咲き、宴もたけなわ、いい気分になったところにナイトサファリの車が3台、迎えに来た。
さあ、トラと対決しに行っちゃおうか~~
<続く>

